研究課題/領域番号 |
18K17889
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
井尻 哲也 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (10784431)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 視覚運動制御 / VR / 野球 / 視覚認知 / バーチャルリアリティ / リーチング / 腕到達運動 / オンラインコントロール / Automatic pilot / スポーツ / MRI / autopilot |
研究成果の概要 |
本研究は,野球を代表とする球技スポーツにおける優れた視覚運動制御機能の特性を明らかにすることを目的とし,統制された実験室課題,実際のスポーツ環境でのパフォーマンス,その中間に位置する仮想現実空間(VR)での視覚課題の3段階において検討した.結果として球技経験者は,automatic pilot と言われる超短潜時の運動修正応答に適応が生じている可能性を示す結果を得た.また野球競技者を対象としてVRを活用した視覚実験を行い,VRタスク内での球種識別能力が向上することが示されたが,この能力の向上が実際の打撃能力に向上するかを示すことはできなかった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
野球の打撃に代表されるような、極めて短い時間で遂行される運動において、正確にかつ素早く視覚情報を処理する能力、また、それらを運動に活かす能力は、競技能力の向上に極めて重要であると考えられる。しかし、球技アスリートの視覚認知能力を評価・訓練するための知見は極めて少なく、またその視覚認知機能を下支えする機序も明らかにされていない点が多い。 VR技術を用いて球技アスリートの視覚認知機能を評価した本研究の結果は、今後球技アスリートの視覚認知機能を評価・訓練するための重要な知見となる可能性があると考える。
|