研究課題/領域番号 |
18K17890
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤原 清香 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20648521)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 上肢欠損児 / 身体運動発達 / 義手 / リハビリテーション治療 / 小児 / 運動機能 / 発達 / 義肢 / リハビリテーションプログラム / 運動用義手 |
研究成果の概要 |
稀少疾患である先天性上肢欠損は欠損側全体の骨関節や筋肉の低形成、発育異常を認める。非侵襲的評価法である超音波画像診断装置を用いて本疾患の筋肉や関節の状態について解剖学的評価を行い、その異常の有無を判断することを目的として実施し、その特徴を明らかにした。 本邦で筋電義手を始めアクティビティ用義手を導入することで、スポーツや課外活動への参加を容易にし、義手の使用の動機づけや装着率も向上する。我々は小児の発達に及ぼす影響について調査したところ、先天性上肢欠損児の運動スキルの低下が、機能のある義手の使用によって、改善できることを明らかにした。義手を使用した四肢の身体活動を促す意義を示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、先天性上肢欠損児の解剖学的な特徴を明らかにし、またその成長と共に運動スキルの弱みが生じるのが、義手の導入により改善し有効であることを明らかにした。 義手の診療実績が乏しい本邦では、十分な義手の診療供給体制が確立されているとはいえない。これにより将来的に、先天性上肢欠損児の身体機能の向上を目指した義肢の開発や、成長期の先天性上肢欠損児の抱える身体的な課題や社会的な問題点を解決し、最適なリハビリテーションプログラムを確立することにつなげることができる。
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