研究課題/領域番号 |
18K17892
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
久保田 浩史 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (70375468)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 柔道 / 握り / 把持力 / 耐把持力 / 柔道衣 / 受動 / 能動 / 筋力 / 受動的筋力 |
研究成果の概要 |
柔道衣を把持する力(把持力),相手の力に対応し耐えて離さない力(耐把持力)は柔道選手の重要な体力の一つである.本研究は柔道選手のその特性を明らかにすることであった.女子柔道選手と柔道以外の運動種目の選手を対象として,把握部を柔道衣の袖型にした測定装置を用いた新規の測定方法により,把持力および耐把持力の特性ついて検討した.その結果,把持力において運動種目間差はみられないが,耐把持力においては柔道選手の方が柔道以外の種目の選手に比べて大きく,把持部がバー型よりも袖型のときに顕著であった.柔道選手は袖を把握する力が優れること,外力に耐えて把持する耐把持力に優れていることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,柔道選手の柔道衣を握る力に着目して,既存の方法ではなく,より柔道の実践に近い新規の測定方法で,その特性を明らかにした.この研究で得られた知見により,柔道選手自身が握力とは異なる柔道に特化した把持力や耐把持力があることを認識し,競技力向上に活かすことができるだろう.また,様々な柔道の現場に携わる指導者やコーチにとっても,より効率の良い柔道に特化した専門的なトレーニングの立案や,コーチングにおいて活用が期待できる.このように競技に特化した体力を測定することは,その競技に必要な体力や能力を効率よく身につけるトレーニング方法を生み出し,コーチングの現場で活用されることが期待される.
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