研究課題/領域番号 |
18K17896
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 (2022-2023) 東京農工大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
岩見 雅人 東京学芸大学, 教育学部, 特任准教授(Ⅰ種) (50634698)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 内的・外的焦点化 / 注意配分 / 運動協調性 / 運動パフォーマンス / 注意 / 内的焦点 / 外的焦点 / 運動協調 / パフォーマンス |
研究成果の概要 |
本研究では,内的焦点および外的焦点が運動パフォーマンスおよび全身協調運動に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.課題として,ゴルフのパッティング課題やバスケットボールのシュート課題を実施した.実験の結果,外的な情報に注意を向けた群の動作の変動が低下し,パフォーマンスの安定性が向上した.また運動課題の未経験者が,身体内部の動きに注意を向けたことで,「注意を向けた関節部位が固縮した」などの内省報告が得られた.これらの研究成果から,運動指導時などにおいては内的焦点を用いるのではなく,外的な情報に焦点を当てることが,パフォーマンス向上に有効であることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって,外的な情報(インパクト音など)に注意を向けたグループの動作パフォーマンスの安定性が向上することが明らかとなり,身体内部の動きに注意を向けることで,「注意を向けた関節部位が固縮した」などの内省報告が得られた.これらの成果から運動指導時,例えばバスケットボール・シュートなどの連動的動作を指導する際には,特定の関節や身体部位に注意を向けさせるコーチングを避け,外的な情報に注意を向けさせるようなコーチングが有効であることが示唆された.このように,運動学習やコーチングに対する有益な知見が得られ,学術的・社会的意義のある研究成果が得られた.
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