研究課題/領域番号 |
18K17899
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 (2021) 千葉大学 (2019-2020) 茨城キリスト教大学 (2018) |
研究代表者 |
平田 正吾 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (10721772)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自閉症スペクトラム障害 / 運動機能 / 社会性障害 / 内部モデル / 運動スキル障害 / 実行機能 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、自閉症スペクトラム障害(ASD)児における運動機能の問題と社会性障害の関係の実態について、いくつかの行動指標に基づく検討を行うことであった。しかし、新型コロナウィルス感染症の流行により、十分な調査を行うことができなかったが、本研究の主要な成果は以下の通りである。 1)身体運動の機会を継続的に担保することが、安定して表出できるようになったASD児の運動スキルの水準の維持に必要である。 2)定型小児においては、発達初期の運動機能の個人差が、その後の社会性やメンタルヘルスの問題と、必ずしも強く関連しているわけではない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、新型コロナウィルス感染症のためのパンデミックの前後(測定間隔は約2年)で、ASD児の運動機能や社会性障害の程度に変化が認められるか検討した。その結果、社会性障害の程度については大きな変化が認められなかった一方で、運動機能については低下が認められた。この結果は、身体運動の機会を担保することが、安定して表出できるようになった運動スキルの水準の維持に必要であることを示しており、その学術的意義や社会的義は小さくないものと思われる。
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