研究課題/領域番号 |
18K17901
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所 (2020) 国際基督教大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
城所 哲宏 公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所, その他部局等, 研究員(移行) (30806641)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 座位行動 / 身体活動 / アクティブラーニング / 子ども / 立ち机 / 座位時間 / アクチグラフ / 生活習慣病 / スタンディングデスク / 昇降デスク / 座位活動 / ActiGraph / 立位 / 血液項目 / 健康 / 加速度計 |
研究成果の概要 |
本研究では、小学生を対象に、教室内へのスタンディングデスクの導入が児童の座位活動および身体活動に及ぼす影響を検討した。また、介入前後で、肥満度および血中脂質項目を評価し、スタンディングデスク導入の影響を検討した。結果、スタンディングデスク導入後、座位活動が有意に減少し、身体活動が有意に増加した。一方、児童の肥満度および血中脂質項目に対しては、有意な影響は認められなかった。本研究より、小学校教室内におけるスタンディングデスクの導入は、児童の座位活動を減少させる方法として、有益である可能性が考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもにおける長時間の座位行動は、心身の健康に悪影響を及ぼすことが多くの疫学研究より報告されている。しかしながら、子どもが大半の時間を過ごす学校内において、基本的に「座って授業を受ける」ことが求められており、学校は座位行動が蔓延している現場ともいえる。本研究はそんな「座位中心の教室環境」をスタンディングデスクを導入することで「活動的な教室環境」に変容することを目的に実施した。結果、スタンディングデスクを導入することで児童の座位時間を有意に減少させることができた。子どもの健康増進を目指す学校環境の一案として、今後の学校づくりの在り方に寄与するエビデンスとなることが期待される。
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