研究課題/領域番号 |
18K17903
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
工藤 龍太 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 講師(任期付) (40717211)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 柔術 / 柔道 / 大東流合気柔術 / 合気道 / 技術史 / 社会史 / 近代化 |
研究成果の概要 |
研究期間全体を通じた研究の成果は以下の通りである。①山形県・東京都・福岡県で現地調査・聞き取り調査・史料の収集を行なった。②精力善用国民体育の受容者の反応について、学会発表を実施した。この成果に至る過程で、1940年に講道館で設置された研究会の活動を調査し、投稿論文として刊行した。昭和戦前期に柔道界で探求された当身技については、投稿論文として刊行した。③大東流と相生流合気柔術の伝書を比較し、合気道と大東流の連続性について考察した内容を国際学会で発表し、英語論文として刊行した。 ①と③に関して、大東流合気柔術については、収集・保存した史料をふまえ、資料集として令和5年度に刊行される予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じて、柔道・剣道といった種目に代表される、体育・競技スポーツ以外の文化的価値を武道に求めた人々が存在したことが判明した。近代以降の柔術には武術性などの価値が求められており、同時代の競技スポーツ化が進展する柔道との差異を強調しつつ、ときに密接に関連しながら今日まで存続していったと考えられる。
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