研究課題/領域番号 |
18K17915
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
吉江 路子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (00722175)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 感情 / 運動 / 音楽演奏 |
研究成果の概要 |
音楽演奏者にとって,公演場面において喚起されるパフォーマンス不安(緊張・あがり)は,演奏の質に影響を与え得る深刻な問題である。本研究では,演奏者を対象とする質問紙調査を通して,パフォーマンス不安に伴って生じる心身の変化が,公演前後の異なる時期にどの程度自覚されているかを検討した。その結果,心理面の変化が最も多く自覚されていた。また,心理面・生理面の変化は主に公演前に,行動面の変化は公演中に自覚されることが示された。さらに,こうした心身状態の経時的変化に応じて,演奏者は,公演前後のさまざまな時期に異なる対処方略を用いていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パフォーマンス不安は,音楽演奏者の6割前後を悩ませ,演奏の質にも影響を与え得る深刻な問題である。本研究では,音楽演奏者を対象とする質問紙調査を実施し,公演前の準備期から公演後の振り返り期に至るまでのさまざまな時期において,演奏者がどのような心身の変化を自覚し,それらに対処しているかが明らかとなった。今後,パフォーマンス不安への対処法を確立し,音楽教育分野へ応用していく上で有用な知見を得ることができたと言える。
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