研究課題/領域番号 |
18K17931
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 天使大学 |
研究代表者 |
高桑 暁子 天使大学, 看護栄養学部, 講師 (20622129)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | Paneth細胞 / αディフェンシン / 離乳食 / 腸内細菌叢 / Paneh細胞 |
研究成果の概要 |
本研究では、乳児を母乳群と乳児用調整乳群に分け生後7日~11ヵ月までの期間で採取した糞便のHD5濃度の測定および腸内細菌叢の構成を比較した。母乳と乳児用調整乳による乳児期の栄養方法の違いや離乳食の導入によってαディフェンシンの分泌に有意な差は見られなかったが、腸内細菌叢の多様性や占有率に影響を及ぼすことを明らかにした。また、母乳栄養では生後9~11ヵ月の離乳完了に向けた時期でαディフェンシン分泌量が増加した。これらの結果は乳幼児期の栄養摂取方法の違いが離乳後のα-ディフェンシン分泌に影響を与え、腸内細菌叢の発達に寄与する可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により母乳と乳児用調整乳という乳児期の栄養方法の違いが腸内細菌叢の多様性や占有影響を及ぼすことを明らかにした。また、乳児期の栄養方法の違いが固形食へと移行する時期のαディフェンシンの分泌に影響を及ぼし、腸内細菌叢の発達に寄与する可能性を示した。 乳幼児期における腸内細菌叢形成の乱れは、様々な疾病の発症に関わることから、栄養法の違いとαディフェンシン分泌量の関連を今後さらに明らかにすることで乳幼児期以降の疾病予防にも寄与すると考える。
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