研究課題/領域番号 |
18K17938
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 城西大学 (2020-2021) 東京家政大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
坂本 友里 城西大学, 薬学部, 助教 (60815281)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 骨密度 / 一塩基多型 / SNP / ビタミンD受容体 / 若年女性 / カルシウム / 運動習慣 / 生活習慣 / 骨代謝関連遺伝子多型 |
研究成果の概要 |
最終的に被検者数は500名となった。5つのビタミンD受容体遺伝子多型のうち、Cdx2遺伝子型はカルシウム摂取量との相互作用により骨量に有意な差が認められた(Nutrient, 2020)。さらに、BMIで調整を行ってもBsmI、TaqI遺伝子型において骨量と遺伝子型に有意な差が認められ、BsmI、TaqI、ApaI遺伝子型もカルシウム摂取量との相互作用により骨量に有意な差が認められた(BMC Women's Health, 2021)。本研究により、ビタミンD受容体の遺伝子型はカルシウム摂取量と相互作用を示し、若年女性の骨量に影響を与えることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨粗鬆症の重大なリスク要因である骨量の低値は、遺伝要因と生活習慣要因の影響を受けるが、遺伝要因として遺伝子内DNA塩基配列のわずかな違いである遺伝子多型が影響すると言われている。しかし、遺伝子多型の割合は人種によって異なるため、日本人における骨量と骨代謝関連遺伝子多型の関連性を明らかにすることが必要である。骨量は30歳頃まで増大し続けるため、20代前半で自身の骨量を理解することは骨量の増加の最後の機会であり、栄養や運動といった生活習慣を含め自分自身の今後の健康管理に役立てることができる。骨粗鬆症の一次予防をはじめとする健康の維持増進への啓蒙に繋がることから、学術的、社会的意義が高いと考える。
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