研究課題
若手研究
本研究は、朝または夕の短期間(1週間)持久性運動がHDL-C引き抜き能(善玉コレステロールの機能を表す尺度)および血中脂質に及ぼす影響について検討することを目的とし、健康な若年男性を対象として検討を行なった。その結果、両試行ともHDL-C、TG/HDL比において介入後にベースラインに比較して有意な増加と減少が見られた。一方、中性脂肪とアポリポタンパク質Bの濃度は夕試行でのみ有意な減少が見られた。しかし、HDL-C引き抜き能は両試行とも有意な変動は見られなかった。これらの結果から、夕の持久性運動は、朝の持久性運動に比べて心血管疾患リスク因子により好ましい影響を与える可能性が示唆された。
本研究は、異なる運動実施時間帯(朝・夕)から新たな心血管疾患の予測因子(HDL-C引き抜き能)及び血中脂質(HDL-C、LDL-C)に着目し、それを活かした持久性運動の効果を検討した。その結果、夕の持久性運動は、朝の持久性運動に比べて心血管疾患リスク因子により好ましい影響を与える可能性が示唆された。本研究の主な知見は、心血管疾患を予防させる上で、現場での指導に直接利用できる有益な情報をもたらすといえる。また、様々な病態や疾患との関連性についても示唆できる可能性があり、研究の更なる発展性が期待できる。
すべて 2020 2019 2018
すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 3件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 3件) 図書 (1件)
Nutrients
巻: 12 号: 6 ページ: 1580-1580
10.3390/nu12061580
Foods
巻: 9 号: 10 ページ: 1500-1500
10.3390/foods9101500
巻: 12 号: 2 ページ: 565-565
10.3390/nu12020565
Korean Journal of human movement
巻: 1 ページ: 1-12
J Phys Ther Sci
巻: 31 号: 4 ページ: 408-413
10.1589/jpts.31.408
130007621862
巻: 10 号: 11 ページ: 1763-1763
10.3390/nu10111763