研究課題/領域番号 |
18K17944
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 帝京科学大学 |
研究代表者 |
小林 亮太 帝京科学大学, 総合教育センター, 助教 (40803002)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 動脈スティフネス / 身体活動 / 高糖質食 / 血糖値 / 中高齢者 / 連続的の活動 / 断続的な活動 / 収縮期血圧 / 経口ブドウ糖負荷試験 |
研究成果の概要 |
研究1-1より、中高齢者において定期的に身体活動を実施している者は75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)用糖質液摂取前と比較して摂取後に動脈スティフネスは増大しなかった。研究1-2より、1日の身体活動量を継続して4週間増やした結果、75gOGTT用糖質液摂取後に伴う動脈スティフネスの増大を抑制することを示唆した。研究2より、身体活動を断続的に実施している者は75gOGTT用糖質液摂取前と比較して摂取後に動脈スティフネスは変化しなかった。日常生活において身体活動を取り入れることが心血管疾患の危険要因である高糖質食後の血糖値上昇に伴う動脈スティフネス増大の抑制に有効であることを支持する結果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日常生活に欠かせない食事の中で高糖質食の過剰摂取は一過性に動脈スティフネス(動脈硬化度)を増大させて心血管疾患リスクを高める(Jacome-Sosa et al. 2016)。すなわち、高糖質食後の動脈スティフネス増大を抑制する対策が必要である。日常生活における身体活動の増加は動脈スティフネスを低下させる。また、10分程度の身体活動を1日に数回行う程度でも動脈スティフネスを低下できる(Zheng et al. 2015)。本研究は高糖質食後の動脈スティフネス増大の抑制に身体活動が関与するか否か明らかにする初めての研究であり、国民の動脈硬化症の予防に繋がる臨床的意義が非常に大きい研究である。
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