研究課題/領域番号 |
18K17970
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
栗田 宜明 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 特任教授 (80736976)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | サルコペニア / 健康関連ホープ / AAQ-II / 受容 / アドヒアランス / 慢性腎臓病 / 臨床疫学 / うつ / patient reported outcome / HR-Hope / 血液透析 / 腹膜透析 / KDQOL / 慢性疾患 / SARC-F / ホープ / 透析 / 心理学的柔軟性 / セルフケア / 自己管理 / 尺度開発 / 受容段階 |
研究成果の概要 |
本研究では、慢性疾患のための受容段階の尺度開発を行い、疾病受容・ホープ・セルフケアの関係性の解明を目標とした。(1)受容段階を測定する項目プールを作成した。(2)慢性疾患の受容を評価するためにAAQ-IIを活用し、受容の程度が高いほど慢性腎臓病患者のうつ状態の発生が経ることを示すことに成功した。(3)受容の程度が高いほど1年後のホープが高いことを見出し、ホープが高いほど1年後のセルフケアに対する心理的ストレスが低減されることを示すことに成功した。(4)ホープが高いほど身体機能の維持が良好であることを示すために、ホープが1年後のサルコペニアの減少を予測することを示すことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内外で使われている受容のスケールが慢性腎臓病のうつ状態の低減に関係することを示したことより、慢性腎臓病患者に対する認知行動療法(Acceptance and Commitment therapy)が導入できる可能性を示せた。さらに、ホープが将来的な身体機能低下の予防や、セルフケアの負担の軽減に関係することを示せたことより、慢性疾患医療において患者の心身を維持するために、ホープを高めるような医療者との対話の形成や臨床心理士によるリエゾンのプログラム開発と導入が期待される。
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