研究課題/領域番号 |
18K18004
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60010:情報学基礎論関連
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
横井 優 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 助教 (60805480)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | マッチング / アルゴリズム / 組合せ最適化 / 近似アルゴリズム / ゲーム理論 / メカニズムデザイン / 最適化 |
研究成果の概要 |
本課題では,選好をもつ複数の主体が参加するマッチングマーケットの数理モデルを主な研究対象として,組合せ最適化・ゲーム理論の側面から解析を行なった.安定解の存在が保証されない下限制約付きのマッチングモデルに対して,解概念の緩和や近似的な制約充足といったアプローチを行い,近似的な意味で所望の性質を達成する効率的なアルゴリズムを設計した.また,参加者が逐次意思決定を行うことでマッチングが形成される非中央集権型のマッチングモデルを提案・解析し,計算複雑性や,得られるマッチングが安定性を満たすための条件を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
選好をともなうマッチングモデルはこれまでにも盛んに研究がなされており,既に数多くの応用例をもつ.しかし実社会の問題の中には,その背景に起因した様々な付加的な要請をもつものや,既存のモデルの範疇を超えるものも数多く存在する.そしてそれらは,問題の構造上解をもたなかったり,計算量的な困難性を有していたりする.本研究で得られた新しいモデルに対する解析結果や,困難な問題に対する近似的な解法は,マッチング理論の応用可能性を高めることに貢献し得る.
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