研究課題/領域番号 |
18K18021
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60040:計算機システム関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
有間 英志 東京大学, 情報基盤センター, 特任助教 (50780699)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | ハイブリッドメモリシステム / データマネジメント / 電力マネジメント / 計算機システム / 高性能計算 / ハイブリッドメインメモリ / ハイブリッドメモリ / メモリシステム |
研究成果の概要 |
本研究では、スーパーコンピュータ等のHPCシステムを対象とし、特に、近年普及が進んでいる、ハイブリッド型のメモリシステムに焦点を当て、それに適した全く新しいデータ転送技術や電力制御手法の研究開発を行った。前者のデータ転送については、Pattern-aware Stagingと呼ぶ概念を新たに導入し、これを実現するためのソフトウェア技術を提案した。後者の電力制御についても、Footprint-aware Power Cappingと呼ぶ概念を導入した上で、ソフトウェアフレームワークを提案した。これらの研究成果は共にHPC分野で著名な国際会議であるISC HPC 2020にて採択された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会ではその活動の大部分を様々な計算機システムに委ねており、その高性能化や高効率化は極めて重要である。特に科学技術計算等に用いられるスーパーコンピュータ等のHPCシステムでは、高性能化及び高電力効率化への要望は格段に大きい。本研究では、特にハイブリッドメモリシステムと呼ばれる、HPCシステムにて近年普及し始めてきたハードウェア構成を対象とし、それに適した全く新しいデータ転送・電力制御手法を開発することで、その要望に応えている。新メモリデバイス技術の将来的な価格低下等により、当ハードウェア構成はHPC分野に留まらず、幅広く利用される事が予想され、その波及効果も大いに期待できる。
|