研究課題/領域番号 |
18K18029
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
|
研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
中村 純哉 豊橋技術科学大学, 情報メディア基盤センター, 准教授 (60739746)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | BFTレプリケーション / ビザンチン故障 / 地理的分散 / パブリッククラウド / ビザンチン合意 / BFT-SMR / 耐ビザンチン故障 / 分散システム / BFT / 地理的分散BFTレプリケーション / 耐故障 / 広域レプリケーション / 地理的分散レプリケーション |
研究成果の概要 |
地理的分散BFTレプリケーションは,状態機械として定義されるサービスを地理的に分散された複数のレプリカに複製する.レプリカ同士が協調して動作することにより,サービスにビザンチン故障耐性を実現できる.本研究課題では,与えられた条件下で最適なレイテンシを実現するレプリカ配置を決定する手法と,サービスの状態を遠隔のレプリカに効率的に転送する状態転送手法を開発した.これにより,レプリケーション環境の動的な変動に対応できる効率的な地理的分散BFTレプリケーションが実現できるようになった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地理的分散BFTレプリケーションはパブリッククラウドの発達によって容易に実現できるようになったが,レプリカ間の通信帯域の変動などの影響を受けて,その性能は常に変化する.良好なレプリケーション性能を維持するためには,定期的に最適なレプリカ配置を計算し,計算結果に基づいてレプリカを移動させる必要があるが,これらの問題は既存研究ではほとんど考慮されてこなかった.本研究では新たに2つの手法を考案して問題を解決し,地理的分散BFTレプリケーションの実用性を向上した.
|