研究課題/領域番号 |
18K18049
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60070:情報セキュリティ関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
矢内 直人 大阪大学, 情報科学研究科, 助教 (30737896)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 高機能暗号 / ネットワーク / 暗号化状態検索 / コンピュータセキュリティ / 情報セキュリティ / 暗号技術 / 認証 / IoT / 鍵更新 / セキュリティ設計 / 鍵更新機能 |
研究成果の概要 |
高機能暗号として、独立に生成された電子署名を互いに集約できる集約署名について、緊密な帰着を持つ安全性証明を実現するとともに、そのネットワーク応用としてソフトウェアルータに搭載したプロトタイプを実装した。これにより、理論から実装に至るまで、集約署名のクラスとして高機能暗号の一貫した検討を行っている。また、データを暗号化した状態で検索できる検索可能暗号について、多人数での設定において暗号化ファイルごとにユーザアクセスを柔軟に制御する鍵集約検索可能暗号を、安全性を計算量理論の観点から証明できる方式を初めて構成した。鍵集約検索可能暗号についても実装評価を行っており、実装をGitHub に公開している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
応用が不透明である高機能暗号について、理論から応用技術まで一貫して検討を行ったことに重要な学術的意義と社会的意義がある。理論研究の面からは社会的課題を踏まえた暗号理論を示しており、また、応用研究からは従来技術ではなしえなかった性能や仕様を達成するに至っている。とくに実装面に至る成果はプログラムを公開することで、再現性も確保している。
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