研究課題/領域番号 |
18K18081
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 九州大学 (2020) 大島商船高等専門学校 (2018-2019) |
研究代表者 |
村上 泰樹 九州大学, 芸術工学研究院, 助教 (90779646)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 骨伝導 / 耳音響放射 / 了解度 / 聴覚モデル / 数値シミュレーション / 骨伝導音 / 骨導音 / 蝸牛 / 非線形応答 / 聴覚マスキング / 音声強調 / 騒音 / 音声コミュニケーション |
研究成果の概要 |
騒音環境下で安全な作業を実現することが可能な骨伝導ヘッドフォンから呈示される骨伝導音の明瞭性の向上を目的として、本研究を行った。実験は、騒音環境下での骨伝導音の主観評価、人間を対象とした非侵襲的な生理実験による客観評価、数値シミュレーションを用いた検討の3つの項目からなる。主観評価と客観評価の結果から、骨伝導音ヘッドフォンから呈示される音は騒音の影響を受けやすいことが示唆された。数値シミュレーションから得られた結果は、これら2つの評価実験を裏付けることが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
安全な作業を実現することは社会にとって重要な課題である。骨伝導ヘッドフォンはその一助となる技術であるが、骨伝導音の伝搬経路や知覚メカニズムが分かっていないため、十分に社会で実用化されていない。本研究では、気導音に対して骨伝導音がマスキングされやすい傾向にあることを心理実験、生理実験、および数値シミュレーションを通じて明らかにした。この研究成果を発展させることで、騒音に頑健で明瞭性の高い骨伝導ヘッドフォンの実現が見込まれる。
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