研究課題/領域番号 |
18K18086
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
宮下 令央 東京大学, 情報基盤センター, 特任講師 (40808721)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 質感 / プロジェクションマッピング / 拡張現実 / 反射特性 / 弾性 / マーカーレス / モデルレス / 高速法線計測 / 不可視光 |
研究成果の概要 |
本課題では、運動や変形を伴う物体にぴったりと映像を投影できるダイナミックプロジェクションマッピングの技術を用いて、物体の質感を視覚的に書き換え、拡張することを目的として研究を行った.その結果、マーカーや形状モデルを必要とすることなく、対象の色や光沢などの光学的な質感や、弾性などの力学的な質感を錯覚させる手法が確立された.これにより、動的で柔軟な質感提示が可能となり、エンターテイメント産業への応用や人間の質感に対する認識能力の解明が期待できる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、これまで扱えなかったマーカーや形状モデルを設定できない物体や非協力的な物体、さらに流体や群体といった物体に対して事前の準備なしにプロジェクションマッピングを施し、視覚的に質感を書き換える技術である.この技術はCGにおける仮想的な質感を実世界に投影して質感表現を拡張し、人間の質感に対する認識能力を科学的に解明するための質感提示システムとして活用が期待されるものである.
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