研究課題/領域番号 |
18K18093
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 北九州市立大学 |
研究代表者 |
玉田 靖明 北九州市立大学, 国際環境工学部, 准教授 (90803875)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 立体視力 / VR / ヘッドマウントディスプレイ / タブレット端末 / スマートフォン / 個人差 / リモート心理物理実験 / 両眼立体視力 / スマホ老眼 / 空間認識機能 / 眼鏡店 |
研究成果の概要 |
立体視力は,左右眼の網膜像のずれから微細な奥行きの違いを検出あるいは弁別する能力である.現在,立体視力を詳細に想定できるのは一部の研究機関に限られる.どこでも,だれでも,精度良く立体視力が測定できるシステムの構築を目指した.まず,既存の立体視力測定システムについて検証した.次に,タブレット端末やヘッドマウントディスプレイでの立体視力測定システムを試作し,その性能を評価した.ヘッドマウントディスプレイを用いることで,VR空間内であってもかなり細かい両眼網膜像差を呈示できる可能性が示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,VRのヘッドマウントディスプレイの有用性を示したが,最近のスマートフォンは高性能なのでちょっとしたアタッチメントを取りければ,どこでも誰でも簡単に立体視力を測ることができるようになる.そうなれば,多くの人が3DやVRの映像を最大限に楽しむことができるようになる.また,立体視力は,健康上良くない生活習慣が身についていないかを示すバロメーターにもなりうる.人間の視機能が生活様式の変化に対してどのように適応してきたか,さらには,今後どのように適応していくかを知る手がかりとなるかもしれない.
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