研究課題/領域番号 |
18K18098
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 |
研究代表者 |
山東 悠介 地方独立行政法人大阪産業技術研究所, 和泉センター, 主任研究員 (30463293)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ホログラフィック3Dディスプレイ / ホログラフィック光学素子 / 回折計算法 / 拡張現実 / 計算機ホログラム / HOE / 円筒形 / 視域拡大 / 回折計算 / フルパララックス / 高速回折計算 / 3Dディスプレイ / 3次元ディスプレイ / ホログラフィックミラー / 球面ミラー |
研究成果の概要 |
本研究では、視域拡大を意図した凸型放物面鏡を用いたホログラフィック3Dディスプレイにおいて、波長選択性を有するホログラフィック光学素子(HOE)による放物面鏡の置き換えに取り組んだ。具体的には、フォトポリマーを用いて、平面波を発散球面波に変換する円筒形のHOEを作製した。また、円筒形HOEでの反射を適切に考慮した回折計算法を独自開発し、所望の立体像を表示させるためのホログラムを計算することができた。実際に、円筒形HOEを用いてホログラフィック3Dディスプレイを構築し、実在物体と仮想物体の重畳表示(AR表示)を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、将来的な3Dディスプレイとして期待されているホログラフィック3Dディスプレイの実用化促進を目指し、視域拡大と拡張現実を実現可能な手法に取り組んだ。具体的には、曲面形状を有するホログラフィック光学素子(HOE)を用いた本手法は、申請者独自の手法であり、HOEの潜在能力の高さとホログラフィの将来展望を示すことができた。また、実際に構築したシステムでの再生像については、サイズや画質、ノイズ等において改善は必要であるが、広視域と拡張現実が実現可能な本手法の有用性を示すには、十分な結果が得られた。
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