研究課題
若手研究
本研究では、2部グラフ上でのグループ構造の推論アルゴリズムの理解を深めることを目的として進めてきた。当初は、2部グラフという構造を制約とみなし、その条件を緩和した場合の振る舞いを調べる方策を検討していたが、まずはその周辺にあるアルゴリズムについての問題を一つ一つ解決する必要に気づき、研究を進めた。具体的には、貪欲アルゴリズム、経路ベースのアルゴリズム、スペクトル法についての性能評価について研究し、成果を得た。
研究代表者は、グラフ推論を用いて、自由記述式アンケートを分析する方法を提案しており、本研究はそのための理論研究という位置付けであった。自由記述式アンケートは、社会調査を行う上で大変重要である。社会の実態を正確に捉えるために、将来的に本研究の成果が役立てば良いと考えている。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 3件) 備考 (1件)
Physical Review E, Rapid Communications
巻: 99 号: 1 ページ: 010301-010305
10.1103/physreve.99.010301