研究課題/領域番号 |
18K18150
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分62010:生命、健康および医療情報学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
吉野 龍ノ介 筑波大学, 医学医療系, 助教 (50817575)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | フラグメント分子軌道法 / ファーマコフォアモデリング / IT創薬 / in silico創薬 / ケモインフォマティクス |
研究成果の概要 |
本申請課題では、標的タンパク質に結合する際の化合物の立体障害や、化合物の活性向上のために重要なタンパク質との新たな相互作用の獲得は一切考慮しない従来のファーマコフォアモデリングの改善を行うため、タンパク質と化合物の相互作用エネルギーを定量的に予測するフラグメント分子軌道(FMO)法を用いたファーマコフォアモデリングを提案することを目的としている。本研究では、ジヒドロオロト酸脱水素酵素と既知阻害剤相間の相互作用解析を量子化学的手法であるFMO法を用いて解析を行った結果、CH-pi相互作用などの量子化学的な効果を考慮したファーマコフォアモデリングを行うことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既知の阻害剤の構造式に基づいて設計を行う Ligand-based drug discovery(LBDD)は、スクリーニングのヒット率は高いが、新たな構造式を持った化合物が得にくい特徴がある。また、標的蛋白質の構造に基づく Structure-based drug discovery(SBDD)は、新たな骨格の化合物を得やすいが、スクリーニングのヒット率は LBDD よりも低い傾向がある。本研究では、LBDD の一種であるファーマコフォアに阻害剤と標的タンパク質の構造情報を取り入れた手法を提案することにより、両手法のメリットを取り入れた新たなスクリーニング手法の確立が期待される。
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