研究課題/領域番号 |
18K18157
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分62010:生命、健康および医療情報学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
森田 雅宗 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (90708504)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | リポソーム / 人工細胞 / 人工細胞型インキュベータ / 生細胞-人工細胞ハイブリッド / 微生物培養 / 人工細胞型インキュベーター / 人工生体システム / 人工細胞型リアクタ |
研究成果の概要 |
本研究では、世界で初めて、リポソーム(人工細胞)内での微生物培養に成功し、新規微生物培養器として人工細胞型インキュベーターの開発を行った。微生物を封入した均一サイズのリポソーム(人工細胞)をマイクロ流体デバイス技術により作製し、リポソーム(人工細胞)内に微生物をシングルセルレベルで封入した。光学顕微鏡下でシングルリポソーム(人工細胞)の観察を行うことで、微生物増殖のリアルタイムモニタリングに成功した。さらに,微生物封入リポソーム(人工細胞)を用いた応用実験を行うことで、その有用性を示すことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、リポソーム(人工細胞)内での微生物培養という、材料科学分野におけるリポソームのさらなる可能性や、生物工学・バイオ産業に貢献できる可能性を示すことができた。また、この成果は、微生物がホスト細胞に共生する「細胞内共生」という真核細胞の起源モデルにボトムアップ的手法によって迫り、新たな人工微生物(生命)の創生など生物学的テーマに貢献できる点で学術・社会的意義がある。
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