研究課題/領域番号 |
18K18166
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 独立行政法人大学入試センター |
研究代表者 |
宮澤 芳光 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助教 (70726166)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 適応型テスト / eテスティング / 項目反応理論 / 教育工学 / Computer Based Testing / 数理計画問題 / テスト構成 / e-テスティング / Computer Based testing / 等質適応型テスト / CBT / 複数等質テスト |
研究成果の概要 |
本研究では,整数計画問題を用いて露出数を最小化し,能力が同等な受検者であっても,同一の測定精度を保ちつつ,異なる項目を適応的に出題できる等質適応型テストを提案した。具体的には,1)露出数を最小化し,2)テストの長さと3)テスト間の測定精度が等質であるにも関わらず,4)異なる項目を出題できる適応型テストを提案した。研究成果は,2019年にJSAI 2019 Excellence Awardを受賞し,2020年にAdvances in Artificial Intelligenceに掲載されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の適応型テストでは,同一の受検者が複数回受験した場合には,同一の項目群が出題される傾向があり,実際に適応型テストを導入しているテスト事業者の重要な問題になっている。また,特定の項目群が過度に受検者に暴露されてしまう傾向があるため,項目内容の暴露につながり,テストの信頼性の低下要因となりうる。さらに,測定精度の等質化が実現されておらず,テストの長さや測定精度について受検者間で大きな差が生じるという問題がある。本研究では,これらの課題を解消し,適応型テストの実用化に寄与しており,学術的にも社会的にも意義がある。
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