• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

春季親潮珪藻ブルーム期の海洋表面マイクロ層における蓄積物質とその濃度の把握

研究課題

研究課題/領域番号 18K18182
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分63010:環境動態解析関連
研究機関東海大学

研究代表者

野坂 裕一  東海大学, 生物学部, 助教 (40803408)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード海洋表面マイクロ層 / 親潮域 / 植物プランクトン / 透明細胞外重合体粒子 / 糖類 / 脂質 / バクテリア
研究成果の概要

親潮春季珪藻ブルーム期の海洋表面マイクロ層における植物プランクトン現存量や透明細胞外重合体粒子(TEP)などの調査を行った。海洋表面マイクロ層における植物プランクトンとTEP濃度は観測点によって濃度が異なったが、マイクロ層とその直下の海水を比較した場合、それぞれ最大3倍と20倍マイクロ層の方が高くなることが明らかとなった。また、培養実験の結果から、海洋表面マイクロ層のTEPはその直下の海水に生息する植物プランクトンから生産されたことが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

海洋―大気間に物質の交換を阻害する物質が存在するならば、地球温暖化や海洋酸性化の速度はこれまでの予測と大きくことなる可能性がある。本研究では海洋―大気間に位置する海洋表面マイクロ層の調査を親潮春季ブルーム期において初めて行い、ブルーム期において海洋表面マイクロ層に植物プランクトンや透明細胞外重合体粒子(TEP)が蓄積することを明らかとした。日本近海での海洋表面マイクロ層の知見は限られているため、本研究の結果は海洋―大気間の物質循環分野に対して貴重なデータとなり、地球温暖化のシュミレーションの精度向上にも繋がる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 春季親潮・黒潮・混合域の海洋表面マイクロ層における透明細胞外重合体粒子の蓄積2019

    • 著者名/発表者名
      野坂裕一、鈴木光次、伊佐田智規、土屋健司、渡邊裕、南秀樹
    • 学会等名
      海洋生物シンポジウム 2019
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi