研究課題/領域番号 |
18K18199
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分63030:化学物質影響関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
江口 哲史 千葉大学, 予防医学センター, 助教 (70595826)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 残留性有機汚染物質 / 鉛 / メタボロミクス / コホート調査 / 複合曝露 / ポリ塩化ビフェニル / 重金属 / 出生コホート / DNAメチル化 / 金属 / 腸内細菌 / 鉛バッテリー |
研究成果の概要 |
本研究では日本の出生コホートおよび、ベトナム鉛バッテリー汚染地域より得た試料中の化学物質濃度およびメタボローム組成を測定し、化学物質の曝露がヒト健康に及ぼす影響について解析を試みた。 日本の出生コホートにおいては、ポリ塩化ビフェニルの曝露が子供の出生体重低下に関与している可能性が示唆されたが、血清・便試料中のメタボローム組成との間には明確な関係は認められなかった。 一方、鉛バッテリー汚染地域においては鉛曝露と尿中メタボロームの組成の間に関係が認められ、中枢神経毒性や腎毒性、ヘム生合成に関連するパスウェイの変動を通じて鉛がヒトの健康に悪影響を及ぼす可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、化学物質の曝露が健康影響に及ぶまでの間に、体内における代謝がどのように変化するかについて着目し、影響が現れるまでのメカニズムを明らかにしようとするものである。 毒性・健康影響発現までのメカニズムを明らかにすることができれば、影響が及ぶ前に介入などを試みることで、化学物質曝露による健康影響をを低減するための手法開発に結びつく可能性がある。
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