研究課題/領域番号 |
18K18205
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64010:環境負荷およびリスク評価管理関連
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
三小田 憲史 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (80742064)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 漂流マイクロプラスチック / マイクロプラスチック / 水環境 / 沿岸域 / 都市河川 / 海洋環境 / 海洋プラスチック / 海洋汚染 / 有害化学物質 |
研究成果の概要 |
近年懸念されている沿岸域におけるマイクロプラスチックの存在量増加は、マイクロプラスチックを媒体とする有害化学物質による環境汚染を引き起こす可能性がある。本研究では都市部の水域における調査や室内実験を行い、マイクロプラスチックに関連した有害化学物質の挙動について研究を行った。その結果、海域から採取した漂流マイクロプラスチックから疎水性の有害化学物質(多環芳香族炭化水素類)が残留していることが確認され、マイクロプラスチックを反応場として進行すると予想される汚染物質の吸着や変換といった挙動に着目した研究は今後も継続すべき課題であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイクロプラスチックがおよぼす環境影響に対する懸念は世界中で高まっているが、その動態や環境影響に関する知見はまだ不足している点が多い。高蓄積しやすい汚染物質の性質やその発生源など本課題の結果をもとにして更に研究を進めることによって、マイクロプラスチックの環境リスクの評価および科学的知見に基づいた汚染拡大防止を進めることが可能となる。特に、マイクロプラスチックを反応場とする化学物質の吸着や転換についての研究は少ないことから、今後の研究にむけて重要な知見が得られた。
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