研究課題/領域番号 |
18K18223
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64040:自然共生システム関連
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
坂田 ゆず 秋田県立大学, 生物資源科学部, 助教 (50779759)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 植物ー昆虫相互作用 / 外来植物 / 見かけの競争 / 植食性昆虫 / 外来昆虫 / セイタカアワダチソウ |
研究成果の概要 |
北米原産の外来植物のセイタカアワダチソウが日本在来のキク科植物に直接的な競争と、昆虫を介した間接的な競争の両方から負の影響を与える一方で、原産地の北米では負の影響を与えないことが示された。植物の相互作用の進化の歴史と、局所的な環境条件の両方を考慮することが、植物間の競争を予測し、外来植物の管理をより効果的に行うことにつながると考えられる。外来の植食性昆虫の導入が、高密度条件下では逆に外来植物の侵略性を高めうることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、植物同士や植物と昆虫の間に築かれた進化的な歴史と、昆虫の分布や密度を左右する環境条件の両方を考慮することが、植物間の競争や外来植物の侵略性を予測する上で重要であることが示された。また、外来植物の管理のために、原産地から天敵である植食性の昆虫がしばしば導入されるが、本研究のように、外来の植食性の昆虫が逆に外来植物の侵略性を高めることが起こりうることが明らかになった。
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