研究課題/領域番号 |
18K18237
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 熊本県立大学 (2020-2021) 法政大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
岩見 麻子 熊本県立大学, 総合管理学部, 講師 (80750017)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 発話分析 / 議事録分析 / テキストマイニング / ネットワーク分析 / 応答関係 / 可視化 / コレスポンデンス分析 / ネットワークグラフ / 情報公開 / 政策過程 |
研究成果の概要 |
本研究では,公共的意思決定過程の委員会の議事録に対して会話分析の手法を適用し,委員会における会話の展開を可視化することで議論構造の推移の把握を試みた.淀川水系流域委員会の議事録を対象として分析した結果,同委員会の議論の構造は,まず情報や認識,意見を委員間で共有するものから質疑応答が増え,特に委員会の中盤においてはこれらの直接的な応酬が多くなっていたことが明らかになった.さらに委員会の終盤にかけて引き続き質疑応答が活発であったが,発言をまとめその内容を確認しながら議論が進められたことなど,委員会における議論構造の推移を明らかにすることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,公共政策・計画の分野における参加の第一段階である市民への情報提供に着目し,淀川水系流域委員会の議事録を事例として議論の構造を把握する分析手法を開発した.このことは一般市民への情報提供の支援ツールの開発に向けて一歩前進が見られたとともに,また今後テキストマイニングや人工知能などの技術と組み合わせた手法を検討することで,一般市民にとってわかりやすい会議情報の提供の実現につながるものと考えられる.
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