研究課題/領域番号 |
18K18243
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
古地 順一郎 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (90734038)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 移民政策 / カナダ / 地方化 / 多様性 / まちづくり / 情報収集 / カナダ研究 / ガバナンス / 政策ネットワーク |
研究実績の概要 |
本年度も現地での聞き取り調査を実施することはできなかったが,引き続き文献による調査を実施した。また,2023年12月に発刊された書籍にカナダの移民政策に関する文章を寄稿した。具体的には以下のとおり。
1 カナダの大西洋沿岸地域を含めて地方都市や農村部への移民流入に関する学術文献を収集するともに閲読した。また,カナダの大西洋沿岸地域(ノバスコシア州,プリンス・エドワード・アイランド州,ニューブランズウィック州,ニューファンドランド・ラブラドール州)における移民受入・定住促進に関わる一次資料(連邦政府及び州政府の文書)および二次資料(研究者やシンクタンクによる先行研究および新聞・雑誌記事)の収集・分析を行った。 2 2023年12月に出版された徳田剛・二階堂裕子・魁生由美子編著『地方発 多文化共生のしくみづくり』(晃洋書房)に「移民を地方へーカナダの取り組みー」(226-235頁)を寄稿した。本稿では,カナダにおいて地方への流入を促す施策が展開されている政策動向を、カナダ大西洋沿岸地域で展開されている施策にも言及しながら解説した。本書では,カナダのマニトバ州での取り組みを批判的に検討した章もあり,ウィニペグ大学の移民政策研究者とマニトバ州ニューカマー向けサービス提供者協会の実務家が執筆した原稿を翻訳した。 3 朝日新聞が2023年に連載した「私が日本を出た理由 カナダ編」において,カナダの移民政策の動向を解説するインタビュー記事が掲載された(8月19日付朝刊)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍で現地調査ができなかったことが大きく響いている。代替措置として文献による調査を行なっているが,遅れは取り戻せていない。
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今後の研究の推進方策 |
来年度は現地調査を行いたいと考えている。ただ,遅れを取り戻すことは難しいため,現在「基盤研究(C)」で実施している研究課題に繋げて発展させる予定である。
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