研究課題/領域番号 |
18K18248
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
中瀬 一恵 (出町一恵) 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (20709753)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 国債 / 金融 / 産業 / 投資 / 債務 / アフリカ / 金融制度 / サービス部門 / 天然資源 / サービス / 長期投資 / 製造業 |
研究成果の概要 |
本研究はアフリカ諸国の国際金融市場との関係変化からアフリカ諸国の産業がどのような影響を受けるかを明らかにするため,西アフリカ・ガーナ国における調査を行った。国営石油会社,証券取引所,マイクロファイナンス,クレジットユニオン,地方銀行などの調査を通じ,国内における金融サービスの増大が,政府による海外での資金調達(ユーロ債の発行)と時を同じくして起こってきたこと,しかしながら国内における金融サービスの急速な増加は,産業への投資や起業機会の増大に結びついているとはいえないことが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アフリカ諸国は1980年代から2000年代にいたるまで,国際的な債務問題を抱えてきた。近年はこの問題が解消され国際金融市場との関わりが増大する一方で,海外からの資本流入の増大や政府の新たな債務の増加がみられた。しかしながら本研究を通し,国際資本の流入,金融サービスの増大,加えて天然資源開発が国内で分断され経済的な明らかな連関を持たない可能性,現在の国際金融市場が主導しつつある経済開発の在り方には問題がある可能性が示唆された。
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