研究課題/領域番号 |
18K18251
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 立命館大学 (2019-2020) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
KHASHAN AMMAR 立命館大学, 立命館アジア・日本研究機構, 研究員 (70814888)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ワクフ / 寄進財産 / 慈善 / 寄付 / 東南アジア / イスラーム経済 / イスラーム法学 / イスラーム福祉制度 / 東南アジアの経済 / ザカート / ワクフ(寄進財産) / 中東 / インドネシア / マレーシア / イスラーム法学革新 / イスラーム金融 / 福祉 |
研究成果の概要 |
本研究は、イスラーム経済の新潮流としてのワクフ(寄進財産)の現代的発展について、その法学的革新を実証的に論じ、それによって代替的福祉制度が創出されつつあることを研究・考察したものである。ワクフは初期イスラーム時代から現代までイスラーム社会の福祉のために幅広く活用されてきたが、本研究ではこのようなワクフに基づくイスラーム福祉制度がどのように法学的に構築されたかを解明した。先行研究と別のアプローチによって独自性を出せたのは一つの成果である。現代の東南アジアなどのイスラーム社会におけるワクフの実践例を比較考察した上で、現代イスラーム法学の革新およびワクフを用いた代替的福祉制度の意義を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によってイスラーム経済的の新潮流としてのワクフがどのような起源を持っているのか、また、現代にワクフを適用した新型の代替的福祉制度がどのような特徴を持っているのか、先行研究がきわめて不足している状況を考えて、その空白を補ったという点で学術的意義が高いと評価できる。さらに、本研究の成果が日本におけるイスラーム経済研究やワクフ研究に新たなアプローチを提示し、東南アジア、南アジア、西アジアのイスラーム社会に対する新知見を加えることに社会的意義が期待される。
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