研究課題/領域番号 |
18K18257
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 東京大学 (2020-2023) 青山学院大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
大足 恭平 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (50506524)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 近代交通とナショナリズム / ガージャール朝 / 電信 / 鉄道 / 鉄道建設 / 電信建設 / イラン / 交通史 / 国民統合 |
研究実績の概要 |
上半期に研究開始後に予定していたヨーロッパにおける文書調査をようやく実施できた。ドイツの帝政時代、ヴァイマル共和国、ナチス・ドイツを通じてさまざまなアプローチが試みられたイランにおける交通・通信の開発への関わりを示す資料を収集することを目的として、帝国時代の内国省庁関連文書などを主におさめるベルリン・リヒターフェルス館、ならびに外交政治史料館、また参謀本部等軍関係資料を収めるフライブルク館(軍事文書館)を訪問し、特にフライベルクではカタログ化されてはいるものの電子化されていない資料が非常に豊富で、請求しても一つずつスタッフによる状況確認が必要で予定量の三分の一程度の閲覧に留まったが、二次大戦時のコーカサス作戦進捗時の鉄道構想やイラン縦貫鉄道建設のドイツ側分析などを実見することができた。 これらの資料を通して、英独のアプローチの違いとそこからみえる現地側の対応を対比させることで、技術移入への伝統アプローチおよび近代主義アプローチがどのようにして現地の言説を変化させていったかを、これまで持ち得たイラン側資料とあわせて検討している段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究当初の想定外の校務に起因するエフォート不足ならびにその後突入したコロナ禍で現地調査が実施できなかったことにより、延長はしたものの到底挽回するに至っていない状況である。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き資料の博捜とデータ化を実施する。
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