研究課題/領域番号 |
18K18258
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
鈴木 佑記 国士舘大学, 政経学部, 准教授 (60732782)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 南海産品 / ナマコ / タイ / モーケン / 漁民 / 東南アジア / ミャンマー / 中国人・華人市場 |
研究成果の概要 |
本研究では、南海産品と呼ばれる、中国と世界の華人市場を最終目的地とする熱帯地方で生産される産物(特にナマコ)に焦点をあてて、それを採捕して生活する少数民族であり漁民でもあるモーケン人による生産(採捕・加工・保存)と販売が、他の漁民との競合関係と国家による管理の中でどのように行われてきたのかについて明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、国際的に南海産品の需要が高まっており、ナマコ、ハタ類などの急速な枯渇が問題視されており、国際的な枠組みのもとで管理する必要性が議論されている。ところが、そこでは国家や国際機関によって「管理」することが前提となっており、生産/販売現場に関わる人びとの実情が把握されているとはいえない。そのような状況下で、南海産品を生産/販売する人々の視点を基点に置いて行う本研究は、現場に立脚した個別具体的な事実を明らかにするものである。その意味で、政治経済学的な政策に人類学的知見を提供するものであり、学術的にも社会的にも意義をもつといえる。
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