研究課題/領域番号 |
18K18274
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 総合地球環境学研究所 |
研究代表者 |
黄 エンケイ 総合地球環境学研究所, 研究部, 研究員 (40750526)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | グリーンツーリズム / 地域資源 / 空間分析 / 台湾の農村 / データベース / 立地分析 / 観光開発 / エコツーリズム / 台湾 / テキストマイニング / 生態系サービス |
研究成果の概要 |
台湾におけるグリーンツーリズム(以下、GT)の推進は日本の政策に由来したが、農家民宿の規制緩和と住民参加村づくりの促進などの影響で、近年ではさらに活発化し、先進国と呼ばれるようになった。2010年では農村再生事業の一環として800以上の集落で地域資源を活用したGT発展が実施されてきた。本研究では地元の研究者と協力者の協力で、それら集落住民が作成した地域資源報告書をまとめ、文字情報の分類と集約、量化と地図化を行った。データ化した地域資源と地理情報データを活用し、滞在型GTの立地と地域資源の分布との関連性を解明した。地域観光資源報告書のデータベースは今後の研究にも汎用できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
台湾では日本と同様に、経済成長期以来、農村地域では高齢化と若手人口の流出に起因する衰退が進んでいる一方であった。その打開策として、どちらもGTに辿り着いた。台湾での研究結果は日本のみならず、東アジアのGTにも貢献になる。また、これまで、台湾のGTに関する研究の多くは、特定の事例に限定したものである。それらの事例は、台湾全体的なGTにとってどこまでの汎用性があるか、依然と問題点として取り残されている。そこで、本研究はマクロなGT研究にチャレンジする。マクロの研究によって、台湾における全国規模のGTの現状を踏まえた上での類型化と、それらの類型に適したGT推進のアドバイスを提供することが期待できる。
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