研究課題/領域番号 |
18K18277
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
|
研究機関 | 帝京大学 (2022) 大阪市立大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
森崎 美穂子 帝京大学, 外国語学部, 准教授 (60812708)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 京菓子 / 地域的取引 / 栗 / アルデシュ県 / フランス / 文化政策 / テロワール産品 / ツーリズム振興 / AOP / 地理的表示産品 / 郷土菓子 / 農村ツーリズム / 果樹生産 / アルデシュ / 丹波栗 / 真正性 / 丹波地域 / 製菓 / 白小豆 / 和菓子 / 観光 / 食文化 / 農村振興 / アグリツーリズム |
研究実績の概要 |
本研究課題は、テロワール産品を通じた地域農業と農村の振興について、日本とフランスを比較することで、持続的発展に資する理論モデルを構築することを目的としている。 2022年度は、前年度に引き続き、文化政策の中に郷土の食文化であるアルデシュ栗(AOP) を位置づけているフランスのアルデシュ県にかかわる調査を行った。フランスの全国栗生産者組合会長のヒアリング調査を実施できたことで、 地域振興の活動の中核を担う行政組織と地域経済団体(公共部門と民間部門)との活動の共通の議題が観光振興であることが確認できた。また国内では、京菓子のフードシステムを分析することで、観光によって伝統的システムが変容していることを地域的取引理論を援用して明らかにし、紀要で報告を行った。また本研究課題のテーマである郷土菓子について、フランスのリヨン市で開催された「WASHOKU」(一か月に及ぶ日本食発信イベント:リヨン市と在リヨン日本領事事務所ほか自治体等の主催)で、インバウンドに絡めた郷土菓子の紹介セミナーを担当した。このような海外でのセミナー等での登壇も成果報告の一つとしても有意義であったと考えられる。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究期間の延長によって、調査、論文投稿などを行うことができたため。
|
今後の研究の推進方策 |
最終年度は、本研究課題で得られた結果について、日仏のアクター間のコーディネーションの比較、コンヴァンシオン理論やアクターネットワーク理論、価値付けの理論、地域的取引論を援用し、国際ジャーナルに論文を投稿する。
|