研究課題/領域番号 |
18K18299
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80030:ジェンダー関連
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研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
畠山 正人 金城学院大学, 国際情報学部, 教授 (50635240)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 農山村 / 中山間地域 / ジェンダー / 男女共同参画 / 地域資源 / 地方創生 / 過疎 / 農村女性 / 過疎地域 / 過疎問題 / 農村社会 / 男性性 / 社会ネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究は、農山村の男女間ネットワークの可能性を探ることを目的とした。そのため、男女が共に実践するコミュニティ活動を調査し、その機能を探った。その結果、調査地域でのコミュニティ活動においては男性壮年層と比較して、女性、Iターン者、若者の意欲の高揚が見られたことを明らかにした。ただし2023年度の追跡調査では、地域活動貢献意欲がやや減退していることが示された。これは新型コロナウイルス感染症の影響によりコミュニティ活動が滞った影響であると考えられ、ゆえに彼・彼女達の意欲を支えるためにはまず、これらコミュニティ活動を継続的に実践することが必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
農山村で男女が行うコミュニティ活動は、従来、「男=主/女=従」として捉えられることが多く、相互作用が農山村のジェンダー関係をますます助長するものとして認識されてきた。他方、近年の農山村では農業インテグレーションなどの新たな動きが見られるようになった。そこで、それを動かす男女間のネットワークにも変容が起こっていると仮定し本研究を行なった。男女間ネットワークにおいても女性の感情の高揚がなされたという発見事実は、男女間によるコミュニティ活動に新たな光を当てるという意味で意義がある。今後、その活動/組織的要件を探ることで、農山村のジェンダー変容や女性のエンパワーメントに寄与することが期待される。
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