研究課題/領域番号 |
18K18305
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80040:量子ビーム科学関連
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研究機関 | 分子科学研究所 |
研究代表者 |
藤本 將輝 分子科学研究所, 極端紫外光研究施設, 助教 (50780491)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 放射光 / 光渦 / アンジュレータ / 加速器 / ベクトルビーム / 光源加速器 / アンジュレータ放射 / クロスアンジュレータ / 光モード |
研究成果の概要 |
大気中で観測可能な深紫外領域で2次光が発生するように2台のアンジュレータをそれぞれ水平偏光、垂直偏光で動作させて干渉光を生成し、カメラで光学像を観測する実験を行った。バンチャ電磁石で干渉位相を制御しながら、偏光度分布の測定を行い、反転した光渦の重ね合わせを示す偏光分布の観測に成功した。偏光子を通した光の回折像から特異点を観測する実験を行ったが、光渦の抽出には至っていない。 一方、干渉位相を変化させることで、ラジアル偏光と呼ばれる軸周りに偏光ベクトルが径方向に分布するベクトルビームの発生に成功した。 本研究は自然科学研究機構分子科学研究所の低エミッタンス蓄積リングUVSOR-IIIを用いて実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光渦やベクトルビームといったトポロジカル光は特異点と特徴的な偏光特性をもち、さまざまな分野で研究、実用に展開されている。放射光を用いた本研究におけるラジアル偏光の発生は、放射光を用いたトポロジカル光の発生研究もまた近年盛んであり、本研究はアンジュレータ光の重ね合わせを用いたラジアル偏光の新しい発生手法を開拓した。 放射光として発生した極端紫外領域の光渦を物性実験に利用する研究がすでに開始している。真空紫外領域からX線に至るまでの短波長光の発生を得意とする放射光を用いた光渦・ベクトルビーム発生手法の拡大により、物質科学研究におけるトポロジカル光の新しい応用展開が期待される。
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