研究課題/領域番号 |
18K18318
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
加藤 健郎 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (70580091)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | スケッチ / 近赤外分光法 / デザイン思考 / NIRS / NIRS / 脳血流 |
研究成果の概要 |
本研究では,デザイン思考における代表的なデザイン展開方法の1つであるスケッチに着目し,スケッチによるデザイン展開を新規発想,再解釈,水平展開,垂直展開の4つに分類した.さらに,スケッチによる各種デザイン展開を実施している際の脳活動を,近赤外線分光法を用いて計測することにより,各種デザイン展開の脳活動の差異を確認することで,スケッチを用いたデザイン思考の定量的評価方法を構築するための知見を得た.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,製品開発の目的は,多機能化・高性能化からユーザの新たな価値や経験の創出へとシフトしており,デザイナや設計者の問題解決や思考のプロセス(デザイン思考)が注目されている.しかし,「デザイン思考」に関する多くの取組みは,実務・教育経験者や被験者のアンケートなどにより主観的に評価されており,客観的な評価方法が求められている.本研究は,近赤外線分光法を用いた脳活動計測により,デザインにおける代表的な表示技法であるスケッチを用いたデザイン展開の種類を,脳活動により分類する可能性を示唆したものであり,今後のデザイン学分野の発展に寄与するものと考えられる.
|