研究課題/領域番号 |
18K18319
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 常葉大学 (2021-2022) 多摩美術大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
堤 涼子 常葉大学, 造形学部, 講師 (10816135)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 住まい / 庭 / 生活者のデザイン / 屋外空間 / /庭 / ニワ |
研究成果の概要 |
住まいの屋外空間において、生活を営むうえで行われる日常における農業や商業など生業に関わる利用、年中行事や冠婚葬祭などの非日常的な利用に対応した空間を生活者がデザインしていることが調査及び文献より確認できた。住まいに対して実測調査及び聞き取り調査を行うことで、そのデザインプロセスの検証を行なった。デザイン学の知見から、デザインするときに考える基本的な3つの問題を「道具(対象)」、「かかわり合い(interactions)」、「人間(外部環境)」としているが、住まいの屋外空間における生活者のデザインについては、「かかわり合い」の詳細として、地域性、時代性、利用、思想などがあげられると予想できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
庶民の生活における住まいの屋外空間を対象に、空間構成、意匠、使用方法、住意識、時代的変遷を捉え、そのデザインプロセスと実態について解明を試みた。デザイナーや建築家、造園家といったデザインの専門家が関わっていない生活空間に対し、単なるスタイリングの美しさのみならず、地理的条件や社会的条件に適った成り立ちの美しさについて明らかにし、生活者のデザインとしてデザインの系譜に位置付けることを目的としている。長い時間をかけて経験則から生み出された、その生活者によるデザインを評価し、学ぶことで、文化財の活用やこれからの生活に資するデザイン研究を目指す。
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