研究課題/領域番号 |
18K18333
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
山本 鉱 九州工業大学, 先端研究・社会連携本部, 准教授(専門職) (00608903)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 正規化論文数 / 分野間補正 / 平均論文生産性 / 必要サンプルサイズ / 層化抽出 / 必要最低サンプルサイズ / 必要最低標本数 / サンプル数 / マンパワー |
研究成果の概要 |
正規化論文数の信頼性を高めるために,国内32大学の研究者の論文情報を収集・分析し,正規化の基準値(分野毎の平均論文生産性)を求めるうえで必要なデータ数と適切なサンプリング方法を検討した.まず偶然誤差を最小にして精度を確保するために,各分野で800以上のサンプルサイズが必要であることを明らかにした.また研究者の無作為抽出ではなく大学単位のクラスター抽出であっても,平均論文生産性の分野間の相対的な大小関係を正しく推定できることを確認し,順位などの相対的な評価に大きな影響を及ぼさないことを示した.正規化論文数の信頼性を確保するうえでは,必要サンプルサイズを満たすことが最も重要であることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
公開されている教員情報や論文情報を基に,正規化の基準値となる分野毎の平均論文生産性を精度よく推定する手法を示したこと,国内の研究者に関しての同様の評価を誰でも行えるよう正規化の基準値を算定し,それが分野によって系統的に異なることを数値の上から明らかにしたことには,新規性があり,学術的な意義がある.またこの取り組みは,大学などの研究機関に,さまざまな分野にまたがる所属研究者やそれらに構成される自組織を客観的,効率的に評価するための,有用な指標を提供することにつながるため,社会的な意義がある.
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