研究課題/領域番号 |
18K18340
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90030:認知科学関連
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研究機関 | 東京都立大学 (2019-2023) 筑波大学 (2018) |
研究代表者 |
井上 和哉 東京都立大学, 人文科学研究科, 准教授 (50631967)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 行為主体巻 / 行為主体感 / オンライン実験 / 社会的相互作用 |
研究成果の概要 |
行為主体感とは,自分の行為が何らかの結果を生じさせた時に,その結果を生じさせたのが自分であると感じる感覚のことである。本研究では,人間やコンピューターのような自分以外の存在(他者)との接触を伴う場面で,行為主体感がどのように生起するかを検討した。その結果,人間か機械かにかかわらず,事前に他者の存在を知覚することが行為主体感を低下させることが示された。また,そのような効果は事後的に他者を知覚した場合には生じないため,記憶の中での行為主体感の歪みではないことが示された。また,副次的な効果として,オンライン環境で行為主体感を測定する方法が開発された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年まで行為主体感の研究は主に単独の作業状況でのみ検討されてきたため,他者との接触を伴う状況での行為主体感の特徴を明らかにしたことに本研究の学術的意義がある。また,今後ますます様々な課題のオートメーション化が進むため,人間だけではなく機械との接触が行為主体感に与える影響を明らかにした点に価値がある。
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