研究課題/領域番号 |
18K18343
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90030:認知科学関連
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研究機関 | 創価大学 (2019-2021) 岡山大学 (2018) |
研究代表者 |
崎山 朋子 創価大学, 理工学部, 准教授 (30770052)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ピンクノイズ / fluctuation function / 探索蟻 / 採餌パターン / 蟻道 / 接触 / 逆流 / パターン / 相互作用 / 社会情報 / Exploitation / Exploration / 奥行知覚 / 蟻の死骸の山 / ラーニング・ウォーク / 自己回避運動 / 自己誘引運動 / 蟻 / ランダム運動 / ランドマーク / スケールフリー |
研究成果の概要 |
主に3つの成果を得ることができた. 第一に, 直線メイズ上でのアリのラーニング・ウォーク時に, 目印の提示の有無による普遍的歩行ノイズの出現について検証した. 第二に, トレッドミル装置を用いたアリの長時間歩行解析を行い, 見かけ上の歩行多様性と, その先の普遍的揺らぎの特性について時系列解析を行った. 両論文とも比較生理学の専門誌であるJournal of Comparative Physiology Aに掲載済みである. 第三に, 蟻道に合流した個体が逆流することで, 安定的な目的地到達を行っていることを検証した. こちらはScientific Reports誌に掲載済みである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アリの空間認識は環境との兼ね合いで変化しうる.本テーマでは歩行解析に焦点を当て, アリ自身が知覚される世界に対して積極的に関わり得る際にみせる, 特有の歩行ノイズの出現可能性について, 実験的に検証した. 従来より, アリが他の情報との兼ね合いで, フェロモンへの依存度も変化させる可能性は示唆されていた.今回, 他個体との接触がフェロモン上での進むべき方向をアリに与えることが明らかとなった.
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