研究課題/領域番号 |
18K18349
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90030:認知科学関連
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研究機関 | 香川大学 (2019-2021) 関西学院大学 (2018) |
研究代表者 |
福森 聡 香川大学, 創造工学部, 講師 (00756710)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 再現性 / 有向グラフ / バージョン管理 / シチズンサイエンス / ユーザインタフェース / 再現可能性 / 情報工学 / ソフトウェア開発 / 身体知覚 / 認知科学 / ソフトウェア工学 |
研究成果の概要 |
本研究では2つのアプローチで研究に取り組んだ。1つ目のアプローチでは、実験を再現する過程をバージョン管理により記録した。分析の結果、分野に対する知識や習熟度によって補完する内容に違いがみられた。また、作業と思考を有向グラフを用いて可視化することの有効性も明らかにした。2つ目のアプローチでは、ユーザインタフェース(UI)を対象にシチズンサイエンスと呼ばれる市民参加型研究を実施し、シチズンサイエンスにより優れたUIを収集できることを確認した。また、UIをフィールド調査においては、研究者と市民が互恵的な関係を築きやすいことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バージョン管理を導入して再現過程における作業と思考を記録し、これらの関係性を有向グラフで可視化した。その結果作業と思考のつながりがマインドマップと類似性していた。マインドマップは思考整理に有効であることから本研究の記録と可視化手法は研究者の思考の理解に役立つ可能性がある。 従来,難しいと考えられてきた優れたユーザインタフェース(UI)を非専門家から収集できたことから、UI研究に対してシチズンサイエンスを導入できることが明らかになった。UI研究は身の回りの道具が対象であるため、研究者以外にも親しみやすい。そのため、市民がシチズンサイエンスを通して学問の面白さを知るきっかけとなりえるテーマである。
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