研究課題/領域番号 |
18K18352
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
森脇 健司 弘前大学, 理工学研究科, 助教 (50707213)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 圧力分布 / イメージング / 生体外評価 / 血管内治療 / カテーテル |
研究成果の概要 |
血管モデルを例として,チューブ内壁の圧力分布の簡便かつ低コストな定量計測手法になり得る方法である「チューブ型圧力分布センサ」を作製し,その実現可能性と有用性について検証した. あらかじめモデル材料をコーティングした芯棒にフィルム型センサを巻き付け,さらにモデル材料で覆うことで,チューブ形状の血管モデルを作製した.血管壁に作用する接触圧力を検出することが可能で,円周方向や長軸方向の圧力分布を可視化できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本手法では,内腔の背面に設置したフィルムセンサによって接触圧力を直接的に検出することが可能である.軟材料に力が作用すると大きな変形を伴うため,センサ自体の変形の影響が無視できなくなると考えられるが,近年では銀ナノインクや金属繊維などのストレッチャブルな導電材料の開発が活発に行われており,これらの導電材料を利用することでフレキシブルかつストレッチャブルな圧力センサを作製できる可能性がある.内腔に作用する圧力分布を定量的に検出できるモデル血管は血管壁に作用するであろう負荷を評価でき,医師の手術トレーニングやカテーテルデバイス開発時の力学評価に有用だと期待できる.
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