研究課題/領域番号 |
18K18358
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
島 亜衣 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (50757309)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 再生医学 / 細胞・組織 / 発生・分化 / 組織工学 |
研究成果の概要 |
筋肉や腱を含む運動器の健康維持は、超高齢化社会の到来した我が国においてますます重要になっている。そこで、本研究では腱細胞を有する3次元骨格筋組織モデルの構築を目的とした。ヒト腱細胞とヒト筋細胞の共培養条件を検討した結果、両端に腱細胞を配置したひも状3次元筋組織において、筋細胞の自発的な筋収縮を達成した。また、共培養時の細胞の相互作用を明らかにした。本研究は、将来的に筋肉と腱の相互作用を調べるモデルの構築につながると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤の開発や疾患の治療法確立のためには、生体を模倣したヒト組織モデルが必要である。特に、運動器の健康増進に貢献するモデルは、超高齢化社会を迎えた我が国において価値が高いと考える。近年、3次元組織培養技術の発達により、生体に近い組織を体外で構築することが可能になっているが、機能的なヒト腱-筋モデルは未だ存在していない。本研究では、腱-筋モデル構築の端緒となる腱細胞と筋細胞の3次元的共培養に着手している点に学術・社会的意義が認められる。
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