研究課題/領域番号 |
18K18372
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
神原 亮 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (40633855)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 三次元有限要素法 / 生体情報 / 部分床義歯設計 / 解析システム / 有限要素法 / 磁性アタッチメント / キーパー吸着面角度 / CTデータ / 材料定数変換プログラム |
研究成果の概要 |
部分床義歯の設計,製作を行う際,口腔内諸組織の特性を把握し,義歯の機能を十分に発揮させることは,重要な事項である.しかしながら,義歯に付与される機能力については,歯の欠損状態や,残存組織の状態,年齢,性別など多様であるため,患者個人に最適な義歯設計のシミュレーションを行うにあたり,患者情報を踏まえた正確な解析条件の設定は必要不可欠である. 本研究は,患者個人に最適な義歯設計をシミュレーションするため,三次元有限要素法解析において,患者の生体情報であるCTデータ,研究用模型ならびに咬合接触部位,面積および咬合力を解析条件に適用することにより,生体情報を反映させた解析システムの構築を可能とした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会である現在,歯科治療における有床義歯による補綴治療の臨床的な需要は確実に高まり,今後の歯科補綴治療の根幹を担っていくことが予想される.この様な社会背景の中,本研究成果である三次元有限要素法を用いた患者個人に最適な義歯設計における解析システムの構築は,製作した部分床義歯を長期に亘り安全に且つ快適に口腔内で機能させることへと繋がり,国民の良好な咀嚼機能を維持するだけではなく,QOLの向上,口腔内の健康維持に大きく貢献できるものと考える.さらには,本研究成果を活用し,得られたシミュレーション結果の集積することより,部分床義歯設計における確固とした力学的根拠の確立も可能であると考える.
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