研究課題/領域番号 |
18K18374
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
田中 信行 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 上級研究員 (00724692)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 濡れ性 / 非接触センシング / 細胞品質 / 界面分子挙動 / 濡れ性評価 / 空気噴流 / 培養細胞 / 水和 / 糖鎖 / 糖タンパク質 / 酵素処理 / ポリマー / 湿潤状態 / 乾燥状態 / 親水性 / 液膜 / 濡れ性局在 / フィブロネクチン / 蛍光色素 / 細胞培養 / 品質評価 |
研究成果の概要 |
本研究では申請者の独自技術である非接触濡れ性センシングの原理を深めるとともに、細胞品質評価への応用を行なった。液体で覆われた評価対象表面に対して、一定圧力に圧縮された空気の噴流を与え、一時的に液体を除去した。評価対象は、マウス骨格筋芽細胞株C2C12の培養細胞であり、細胞増殖用の血清添加培地と筋管分化誘導用の無血清培地でそれぞれ培養したものを準備した。結果として、分化誘導を行うと培養日数ごとに空気噴流停止後の液体回復時間が血清添加培地よりも延長することがわかった。細胞分化の継時的変化を非接触濡れ性センシングによって検出可能であると結論づけられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、これまで非接触濡れ性センシングが、単なる巨視的な濡れ現象の評価手法というだけでなく、濡れ現象を介した非破壊的な細胞分化検出系に応用可能であり、幹細胞生物学や再生医療における新たな細胞評価系への展開が期待できる学術的・社会的意義を示すものである。
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