研究課題/領域番号 |
18K18376
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
チャカロタイ ジェドヴィスノプ 国立研究開発法人情報通信研究機構, 電磁波研究所電磁波標準研究センター, 主任研究員 (30626883)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 電磁界パルス / 時間領域有限差分法 / 周波数分散特性 / 広帯域パルス電磁界 / 位置推定 / 電磁界解析 / パルス / 体内デバイス / 先進医療 / 広帯域 |
研究成果の概要 |
独自に開発した生体組織の複素誘電率の周波数分散特性を正確に考慮できる時間領域電磁界解析法を用いて、体内で伝搬する電磁界パルスの伝搬速度・波形ひずみ等を解析し、体内の小型デバイスの位置を高精度に推定できることを確認した。また、本手法を用いて人体近傍で用いることができる広帯域アンテナを新たに設計・製作し、実際に評価を行った。さらに、人体近傍アンテナから放射され、体内へ侵入する電磁界パルスのエネルギーが人体へ吸収される過程を時系列的に高精度で解析できる新たな手法を提案し、電磁界パルスに対する人体の安全性を考慮したシステム設計が行えるようにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本成果は、生体組織の分散特性を考慮できる広帯域電磁界解析手法を新たに提案して実際に実装した。この手法を用いることで、人体近傍・人体内広帯域アンテナの設計や広帯域パルス電磁界に対する人体ばく露評価等のみならず、地中レーダの解析、パルスを用いた医療イメージング等への様々な応用が考えられる。また、広帯域パルス電磁界に対する人体の過渡的な吸収エネルギーを解析可能にすることで、広帯域パルス電磁界に対する人体の安全性評価を行うことにつながる。さらに、体内医療デバイス位置の高精度な推定アルゴリズムを確立することで、超高齢化社会における医療サービスを向上させることができることに大きな社会的意義がある。
|